2020/08/27
こんにちは。
プリザーブドフラワーとポーセリンアーティストの長谷川素子です。
以前、展示会で実際に言われた衝撃の一言が・・・
「あなたの作品って〇〇さんのと似てるところもあるし、△△さんも同じようなの作ってたよ~」
ショックじゃありませんか?
もちろん真似したつもりもないし、〇〇さん自体存じ上げない方だったのですが
それでも似てる、同じようなのって・・・
「あなたにはオリジナリティがない」と言われているようなものです。
でもこれがきっかけで私はどうしたら自分だけの世界観を作ることができるのか考えることになりました。
まず似ている理由はきっと
私と〇〇さんが似ているのではなくて、私も〇〇さんも共にプリザーブドフラワーアレンジと言って連想するものが同じだった
のだと思います。
教科書的というか、基本に忠実というか・・・。
この時の私は習った技術のことを「自分の腕」と勘違いしていたのです。
技術は自分が表現したいモノを描き出すために必要です。
でも技術自体が何かを表現しているのではない。
これはあくまでも私個人の考えですが、今ではこのように捉えています。
だからオリジナリティを出すためには技術プラス「何か」が必要なのです。
この「何か」とは何か???
これこそが自分の世界観に他ならないのだと思います。
ではどうしたら自分の世界観を表現できるのか?
その前に自分の世界観を作り出せるのか?
さらにその前に自分の世界観に気づけるのか?
ですが・・・
自分を知る
しかないようです。
世界観は作りだすものだと思っているけれど、何も根拠のないものを組み立てても砂のお城のように崩れやすいものになってしまうでしょう。
軸が必要であり、その軸は自分は何が好きで何が嫌いかという「自分」なのです。
そもそも〇〇さんと似てるよね、の一言に心が揺らいでしまったこと自体「自分」という軸に基づいて作ってこなかった証拠です。
見る人は表面的なところだけで捉えても仕方ないけれど、自分はそうであってはいけないのです。
自分という根拠がちゃんとあれば他人からどういう評価を受けても「これが私の作品です」と思えたはずなのです。
あの時の私はやはり表面的なもの、技術方法や配色や使用したメーカーなどで作品を説明していましたもの。
すごく面倒くさくて、今更やるの?ということかもしれませんが
「自分を知る」
やってみると案外効果ありです!!
私が「自分を知る」ために取った方法もまたご紹介しますね。